朝からドトールで、続きを読んだ。
その中の「養鶏、養豚、牛の飼育工場」の部分を読んで、
あまりの残酷さに心臓をバクバクさせた。
途中で息が苦しくなって、涙も出そうになるくらい。
・・・でも、この中の内容、
初めて知ったことばかりじゃない。
確か、小学校の低学年の時に、既に写真で見て知っていた。
例えば、産卵用に開発された鶏のオスのひよこは不要の為、
選別された後、大きな体育館みたいな所で、
大きなローラー車にブチブチと潰されていくこと。
(ポイポイっと生きたまま、グラインダーに投げ込まれて、
すり潰されてしまうパターンもあるんすよ。)
確か、幼心にすごくショックを受けて、ワーワー泣いて、
「大人になったら、このヒヨコ達を救う仕事に就く!」って
言ってた気が・・・。(どんな仕事じゃ?)
あれから30年近く、何であのショックを忘れていたんだろ?
平気で肉の食べ放題とかも行ってたし。
過剰な肉供給の裏に、劣悪な環境で育てられ、
無駄な痛みを与えられて、殺されていった動物達が
いるってことを、なんで見ないフリしてたんだろ?
結局、自分の欲望を優先させたかったからなんだろうな。
大量生産されている家畜にも性格の個性が有ると
認めるのは、無意識に避けていたけれど、
この本の中にも載っている「ファーム・サンクチュアリ」という
団体(もとは夫婦2人で始めた活動団体)が
家畜廃棄場から救った動物達が彼らの保護の下、
いたずら好きだったり、シャイだったり、甘えん坊だったり、
個性がどんどん出てきている様を読んで、知ってしまうと、
ただの肉として見るのは無理になってきた。
本当に肉を食べるのは、人間に必要なのかな?
いろんな角度から、調べてみたい。
帰りに本屋で立ち読み。
いのちの食べかた | |
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小学校1年生から読める本、とあったけれど、
これ読んだら、給食食べれなくなる子が続出しそう。
よだかの星 | |
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「醜い姿」と仲間の鳥達からいじめられている「よだか」。
鷹に「その名前を変えなきゃ殺すぞ!」と脅され、怯えるけれど、
自分も毎日、虫たちを殺して食べていることも悲しく思って、
自ら星になってしまうお話。
涙こらえて、唇をワナワナさせて、
絵本を立ち読みする諸慕記知、37歳。
買わなくて(買えなくて)ごめんね、本屋さん。