まるでモテない私に
「どうやったら彼氏が出来るのか教えて!」って
聞いてくる子がいたけれど、そんなん分からん。
ただ「ピンでもキリでもいいから、とにかく男に寄ってきて欲しい!」と
言うなら、ありきたりだけど「もうちょいスキを作ってみれば?」と言いたい。
私の狭い交友関係の中で「こいつ、ほんとにモテるなあ〜」と感心したのは
今までに3人いる。
んで、
3人とも揃って、とにかく部屋が汚かった。
例えば・・・
部屋の四隅にうず高く積もった埃。(リビングもユニットバスルームも!)
煮染めたように茶色くなった煎餅座布団。(勧められても座りづらいヨ・・・)
猫餌の皿の周りにうごめく小蝿のウジ虫たち。(生餌は腐りやすいからね・・・

)
カビの生えた電磁調理台。(なぜ、この上に洗濯物が積まれてるの・・・?)
狭い台所にぎっちり積み上げられた45Lゴミ袋たち。(何ヶ月置きっぱなし?!)
やもめ男の部屋でも、ここまで酷くはないんでないかと思う。
彼女達は特に美人でもなかったし、スタイルもどっちかというと
良い方ではなかったと思うんだけど、
何となく色っぽい雰囲気があるのは私にも分かった。
だらしない感じが色っぽさに繋がっていたのか、
気張って自分を飾らないところが男性に安心感を与えるのか?
「触れなば落ちん」って風情をいつも醸し出していた。
(本人達も自覚有りだったから確信犯だったのかな?)
実際、この3人の家は私もよく泊まりに行った。
自宅みたいにくつろげたから。
女の私でも心地良いんだから、
男の人達にはもっと心地良いだろうと思う(特に既婚者)。
彼女らは基本、服にも化粧品にもお金を掛けていなかったと思う。
男の人からブランド物のバッグやアクセサリーなんかは貰っていたけど、
あまり興味は無さそうで、自分で買ったり作ったりした安物の服やバッグを
楽しそうに身に着ていた。
チープコスメを使って、服の色に合わせて毎日アイシャドーの色を変えたり
(それは実際、ダサかった)、
「諸募記知ちゃん、目尻に濃いピンクのアイシャドーをちょこっと乗せると
色っぽくなるのよ、うふっ」みたいなアドバイスもくれたけど、
残念。私には役に立たなかったな。
今の女の子達は昔よりずっと綺麗になってるし、
お洒落に、気もお金も使ってる。
もう十分でしょ?ってくらい。
でも、なんていうか良い意味(?)でのドロドロした女っぽさが欠けてるような・・・?
・・・いや、違うな。
今、気付いたけど彼女達の色っぽさは包容力から来ていたのかも。
いつ行っても汚い部屋で、スッピンでいても、
「さあ、どうぞー」と迎え入れてくれる。
(決して、「今散らかってるから5分待って!」とか
「今、スッピンだから駄目!」とか言わない)
あと、これ重要。
ご飯と体の提供(うわ、即物的!非難してる訳じゃないんですよ)をケチらない!
女神様みたいや〜。
完璧に自分が綺麗でいることに力を入れてる女の子より、
やっぱり彼女達みたいな人と付き合う方が男は癒されるよなあ・・・。
結論。
顔・スタイルはほどほどでも、
「こんな駄目なオレでも彼女なら受け入れてくれそう!」
・・・こう思わせる雰囲気作りがモテへの早道かと!!
まあ、ほんとに駄目そうなのもたくさん寄ってきてて、彼女達も
大変そうだったから、これは不特定多数にモテたい人対象だな。
今は会う機会もないけど、あの3人、元気でやってるのかなあ・・・。
2人は不倫に敗れて、それぞれ茨城と岡山の実家に帰っちゃったし、
1人は結婚して実家の鹿児島に戻ってしまった。
死ぬまでに1回くらいは会いたいな。
今なら笑って話せる思い出話もたくさんあるのにな・・・。
理想の恋愛の形か!!?
ホントにあったら素敵だー、と思わせる高校生ラブストーリー(?)。
月刊アフターヌーンに連載中の「ラブロマ」(とよ田みのる氏著)。
「ダ・ヴィンチ」で紹介されてたので、駄目モトで読んでみたら、
かなり面白かった〜。
男友達もはまってました。